注目を集める国産材利用その実態はどうか?
外材の値上がりにともない、マーケットではスギを中心とした国産材の利用に関心が高まっている。あちこちの会合で話題になるため、国産材の利用が猛烈な勢いで市場に広まっているような印象を受けがちだが、実際に国産材の利用を増やしていくにはまだまだ多くの課題が残っている。
先日ある国産材利用のセミナーで、京都の森林組合が丸太を安定的に伐採・利用していく仕組み作りについて実例を紹介した。同組合の場合、丸太供給は商業ベースに乗った形で行われている。多くの森林組合や伐採業者がこの仕組みを学ぶため、連日見学に訪れているそうだ。
国産材の蓄積量は着実に増加しているが、それらを安定的に伐採・利用していく仕組み作りは極めて不十分なのが実態だ。供給体制の不備が国産材丸太の利用を遅らせているが、合板工場や集成材工場など大口利用者を中心に国産材利用の気運は高まっている。今後山元の供給体制の整備が進んでくれば、国産材利用はまだまだ伸びると予想される。
木材需給18年実績 前年並み87百万立方メートル
平成18年の木材(用材)需給は、農林水産省がこのほど発表した実績見込みによると、前年に比べて製材用およびパルプ・チップ用がわずかに減少したものの、合板用が9.3%増と伸びたほか、集成材などその他用が二割増を示し、総需要量は前年比1%増の八千六百七十五万立方メートルとなった。19年の需給見通しは18年見込み量に対して0.7%増。
18年の需給実績見込みの内訳は、製材用が前年実績に対して0.8%減の三千二百六十三万千立方メートル、合板用が9.3%増の一千三百七十五万三千立方メートル、
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